【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 事業承継・相続対策

当コラムは、「事業は順調なはずなのに、なぜかお金が残らない」「節税して税金から『会社』と『財産』を守りたい」「銀行対応で失敗したくない。借金を減らしたい」「無策なままの事業承継・相続対策。将来が不安」とお考えの同族会社のオーナー社長・二代目社長向けのコラムです。
「お金を残す会社財務」「節税対策・税金対策」「銀行対策・銀行融資」「事業承継・相続対策」に関する気づきやヒント、エールをお伝えします。(毎週水曜日更新)

後継社長こそ財務中心の会社づくりが必要な理由

第145話:後継社長こそ財務中心の会社づくりが必要な理由

「舘野さん、ウチの会社は、事業は順調なはずなのに借入がゼンゼン減っていないんです。先代社長に聞いても、顧問税理士に聞いても、経理担当者に聞いても、結局よくわかっていないみたいで、口を揃えて『お金が足りなくなったら銀行に借りればいい』って言うんですよ。」先般、社長に就任されたばかりの、とある東北地方の二代目社長さんからのご相談です。

同族会社の後継社長であれば、誰しも一度は、このような想いを抱えたことがあるのではないでしょうか。
「目隠し運転で、高速道路を走っているような感じがする・・・」
「なぜ、事業は順調なのに、いつもお金が残らないんだろうか・・・」
「いつも銀行の目を気にしてばかり。どうしたら自由な経営ができるのか・・・」

当社は、同族会社のオーナー社長、二代目や三代目などの後継社長専門の財務コンサルティング機関ですので、全国より多くの社長さん方がご相談にお見えになられます。そして、その中でも、特に、二代目・三代目などの後継社長からのご相談が大変多いのも特徴です。

だからといって、創業社長には、財務の悩みがないという訳でもありません。実際に、創業社長さんでもご相談にお見えになられていますし、それぞれ会社の事情に応じてお困りごとの内容は多岐にわたります。

しかし、当社が専門としている「財務」という分野に関しては、圧倒的に後継社長の方が抱えている問題の根が深く、解決に時間がかかるものが多いのです。だからこそ、できる限り早い段階で、可能であれば「社長就任前」に、ご相談にお見えになることをおすすめしているのです。

それは、なぜでしょうか?

たとえば、創業社長の場合は、まず社長になって、そのあとに資産や負債、社員やその家族、取引先などの利害関係者が事業の成長とともに増えていくという流れになります。したがって、経営者としての自分自身の成長とともに、徐々に背負うものも増えていくという構造になっています。

したがって、会社の成長にあわせて事業永続のキーポイントとなる「財務」を学んでいくという形であっても、会社の規模が小さければ、なんとか会社を潰さずに、持ち堪えることができたりするものです。

それに対して、後継社長の場合は、そうはいきません。

後継社長の場合は、創業社長と違って、社長に就任したその瞬間から多くの資産や負債、社員やその家族、取引先などの利害関係者を背負っての船出になります。つまり、後継社長の場合は、創業社長と違って、社長になったその瞬間から、待ったなしに大きな責任が両肩にズッシリとのしかかっているのです。

したがって、後継社長は、社長に就任する前に、事業永続のキーポイントとなる「財務」を知り、財務中心の会社づくりをしていかなければ、最悪の場合、会社を潰してしまうことになりかねないのです。会社が潰れてしまえば、社員やその家族、取引先や利害関係者などの生活を脅かしてしまう事態になりかねません。だからこそ、後継社長は、事業永続のキーポイントとなる「財務」を、社長就任の前に知っておかなければならないのです。

いつまでたっても経営が苦しい会社の社長は、「財務は、日々の経営の結果だから変えられない」「ウチの会社は昔から借入依存気味だから変えられない」「ウチの会社の財務が弱いのは仕方ない」という風に考えます。

しかし、それは間違いです。

あくまでも、「財務は、社長が意図して創り上げるもの」です。確かに、後継社長の場合は、強い財務の会社を承継することもあれば、弱い財務の会社を承継することもあるかもしれません。ですが、それは一時的なものです。財務がいつまでたっても良くならないのは、社長自身が「財務」の実務を担うことから逃げ、5年後10年後の未来を切り拓くための財務戦略を持っていないだけに過ぎないのです。財務は、成り行きで良くなるほど甘くはありません。

創業社長、後継社長問わず、強く永く勝ち残っている社長は、事業永続のキーポイントは「財務」であることを確実に知っています。5年、10年という長い時間軸の中で、自社の地位をより確固たるものにするために、自社の財務戦略を持ち、社長自らの意志と決断で会社の未来を創るという発想を持っているのです。だからこそ、強い財務に磨き上げることができるのです。

あなたは、社長として会社の未来を拓くための財務戦略を持っていますか?
事業永続のために、財務中心の会社づくりができていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛
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