【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 銀行借入
あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?
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銀行に信頼される同族社長の財務戦略とは
「舘野先生、父の代から付き合いのある銀行に融資の相談へ行ったのですが、担保や連帯保証を求められてしまいました。売上も伸びているし、返済も遅れたことはありません。それなのに、なぜ条件が良くならないのでしょうか…。」とある東海地方にお住まいの建設業を営む2代目社長さんからのご相談です。
毎日必死に働いている。
社員の生活も守っている。
取引先との関係も大切にしている。
それなのに、銀行から十分に信頼されていないように感じる。
こうした“言葉にしづらい悔しさ”を抱えている同族会社の社長さんは、実は少なくありません。
当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関(社長と会社にお金が残る仕組みづくり)なので、全国各地より、同族会社の社長さんから会社経営にまつわるお金の悩みのご相談が寄せられます。
この記事では、
- なぜ売上が伸びていても銀行評価が上がらないのか
- 銀行が本当に見ているポイントは何か
- 銀行との関係を“経営の武器”に変える社長の考え方
について、具体的に解説します。
銀行に「評価されない会社」に共通すること
「売上は伸びているのに、なぜ銀行の対応が変わらないのか…。」
そう感じている社長さんは少なくありません。
しかし、銀行が見ているのは、単純な売上の大きさではありません。
どれだけ売上が伸びていても、
- 手元にお金が残っていない
- 財務の中身が見えない
- 将来の見通しが曖昧
このような状態であれば、銀行は慎重になります。実際、銀行から評価されにくい会社には、いくつかの共通点があるのです。
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売上だけをアピールしても、銀行には響かない
銀行が最も重視しているのは、「この会社は、将来にわたって安定して返済できるか」という点です。
つまり、銀行が見ているのは“売上”ではなく、“お金が残る構造”なのです。
たとえば、
「今期は過去最高売上です!」
と社長が胸を張っていても、
- 利益が薄い
- 借入返済が重い
- 手元資金が少ない
この状態であれば、銀行は安心できません。むしろ銀行は、「売上は大きいが、資金繰りは苦しそうだ」と判断します。
売上を増やす能力と、お金を残す能力は、まったく別物なのです。
財務が不透明な会社は、銀行から距離を置かれる
同族会社で特に多いのが、「会社のお金」と「個人のお金」の境界線が曖昧になっているケースです。
- 個人的な支出が経費に混在している
- 社長の感覚だけで資金が動いている
- 財務状況を社長自身が把握できていない
このような状態になると、銀行は強い不安を抱きます。なぜなら銀行は、「この会社は、本当に数字で経営されているのだろうか?」という視点で見ているからです。
また、
「経理は税理士任せ」
「決算書は出しているが、中身はよく分からない」
という状態も危険です。財務を社長自身が理解していない会社ほど、銀行は慎重になります。
結果として、
- 担保
- 連帯保証
- 金利条件
などが厳しくなりやすいのです。
銀行が信頼する会社が持っている共通点
では逆に、銀行から高く評価される会社は、何が違うのでしょうか。実は、銀行から信頼される会社には、明確な共通点があります。
それは、「売上」ではなく、「財務」を軸に経営していることです。
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手元資金と利益の積み上げが、銀行の評価を変える
銀行が最も安心するのは、「手元にお金がある会社」です。なぜなら、お金がある会社は、
- 不況でも慌てない
- 返済が安定する
- 投資判断に余裕がある
からです。
一方で、利益が出ても、
- 節税対策
- 過剰投資
- 無計画な設備購入
ですぐにお金を使ってしまう会社は、銀行から見ると非常に不安定です。
だからこそ大切なのは、「利益を出すこと」ではなく、「利益を残すこと」。
毎期、利益と手元資金を着実に積み上げている会社は、銀行評価が自然と高まっていきます。
経営計画を持つ社長は、銀行に「本気度」が伝わる
銀行は、「未来を考えている社長」を高く評価します。
つまり、
- 5年後どうしたいのか
- どんな会社を目指しているのか
- そのために、どんな投資をするのか
を数字で語れる社長です。
逆に、
- 行き当たりばったり
- 資金不足になってから相談
- その場しのぎの借入
では、銀行からの信頼は積み上がりません。銀行は、「お金を貸す相手」を見ています。つまり、決算書だけではなく、“社長の経営姿勢”も見ているのです。
銀行との関係を武器にするための社長の考え方
銀行との関係は、単なる「借りる・返す」の関係ではありません。本来、銀行とは、会社の成長を後押しする “経営のパートナー”であるべきです。
その関係を築けるかどうかは、社長の考え方次第なのです。
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借りたいときだけ動くのではなく、日頃から関係を築く
多くの社長がやってしまう失敗があります。それは、「お金が必要になった時だけ銀行へ行く」ということです。
資金が苦しくなってから相談すると、銀行は当然警戒します。なぜなら、「追い込まれてから来た」ように見えるからです。
本当に大切なのは、調子が良い時こそ銀行と関係を築き、かつ、融資条件をより良いものに交渉する姿勢なのです。
- 業績報告
- 今後の計画共有
- 将来の投資相談
こうした積み重ねが、「この社長は信頼できる」という評価につながっていきます。
財務を軸にした経営が、銀行を味方にする
銀行との関係を本当の意味で武器にするためには、社長自身が財務を理解することが欠かせません。
財務を他人任せにしたままでは、
- 資金繰り
- 利益構造
- 借入バランス
を、自分の言葉で説明できません。
しかし逆に、
- 手元資金
- 利益
- 返済余力
- 将来計画
を社長自身が把握できている会社は、銀行からの見え方がまったく変わります。やがて銀行側から、
「新しい融資のご提案があります」
「設備投資をご検討されませんか?」
と声がかかるようになります。
つまり、銀行に振り回される側ではなく、“銀行を活用できる社長”へ変わっていくのです。
ダイヤモンド財務の社長は、日頃から財務を経営の軸に据え、手元資金と利益を着実に積み上げます。銀行とは良好な関係を築き、融資の必要が生じたときには、好条件で資金調達ができる。銀行を「いざというときの味方」として活用できるのです。
ガラス財務の社長は、財務を誰かに任せたまま、売上だけを追いかけます。お金が必要になってはじめて銀行に駆け込むため、常に厳しい条件を突きつけられます。銀行との関係は一向に改善されず、資金繰りの不安がいつまでも続きます。
社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。
あなたは今、社長としてどんな未来をつくりたいですか?
この記事の執筆者:舘野 愛(同族会社専門 ダイヤモンド財務®コンサルタント)
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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家
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