【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 経営計画

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経営計画が会社の未来に与える影響

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第405話:経営計画が会社の未来に与える影響

「舘野先生、昨年までと違い、今年の決算では目標を達成することができました。経営計画通りに実現できたのは今回が初めてです!」とある東海地方の3代目社長さんからのご相談です。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関(社長と会社にお金が残る仕組みづくり)なので、全国各地より、同族会社の社長さんから会社経営にまつわるお金の悩みのご相談が寄せられます。

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実現可能な経営計画を作る社長の共通点

経営計画に関しては、会社によって様々な状況があります。熱心に計画を立てて実行する会社もあれば、計画自体がない会社もあります。

当社ではこれまで、多くの同族会社の社長さんをサポートしてきました。その中で、数字を基に考える財務的な思考を磨き、財務を中心に据えた会社づくりに成功していく姿を何度も見てきました。

しかし残念ながら、「周りがやっているから」「なんとなく安心だから」「融資や補助金の申請に必要だから」といった理由で、形だけの経営計画を作っている会社も少なくありません。

ただ計画を立てて、なんとなく実践するだけでは成功は望めません。特に同族企業の場合、社長自身が財務の考え方を身につけた上で経営計画を作らなければ、成功は難しいのです。

経営計画は「全ての経営判断」の基準

例えば、外部の人間が融資や補助金獲得を目的に作った経営計画では、数字の前提が「結果ありき」になってしまいます。審査する側の好む表現や数字作りに終始し、社長の本来の考えとはかけ離れたものになりがちです。

このような外部主導の計画は、実際の経営の現場では役に立ちにくいものです。なぜなら、日々の経営判断に迫られる場面で、その計画を参照しても、本当に会社のためになる選択ができないからです。

一方、強く長く続く会社の社長は、自ら経営計画を毎年作成します。経営理念や行動指針から、具体的な行動計画や数値目標まで、自分の手で作り上げていきます。この過程で、社長は自社の強みや弱み、市場環境、競合状況などを深く分析し、理解することになります。

社長自身が頭を使い、悩みながら作った計画だからこそ、力強いものになります。そして、この計画こそが、日々の経営判断の基準となるのです。

例えば、新規事業への参入を検討する際、その判断が経営計画に沿ったものかどうかを確認することで、より適切な意思決定ができます。

また、この社長自らが作り上げた経営計画は、社員との想いや経営方針の共有にも役立ちます。社長の考えが詰まった計画を共有することで、社員全員が同じ方向を向いて、計画達成のために努力することができるのです。

これにより、会社全体の一体感が生まれ、目標達成への道筋がより明確になるのです。

社長自身の「想い」がこもった経営計画は強い

社長にとって、経営者として難しい決断や、苦しい判断を迫られる場面は多々あるものです。そんな時こそ、自らの手で作り上げた経営計画が道しるべとなってきます。

目指すべきゴールが明確なため、本質的な部分での判断にブレが生じにくくなります。結果として、思い描いた理想の未来に近づくためのスピードも速くなっていきます。

人は目標が明確になれば明確になるほど、それに向かって前進しようとします。社長だけでなく、社員全員が一丸となって、目標に向かって進んでいくのです。

言うまでもなく、財務は、日々の経営判断の積み重ねです。財務の視点から正しい経営判断を積み重ねることで、自ずと財務体質も日々、強化されていきます。

経営計画は、経営判断に迷った時の道しるべとなり、会社の進むべき方向性を照らす、灯台のようなかけがえのないものなのです。

ダイヤモンド財務の社長は、経営計画を磨き上げることで、儲かって潰れない会社づくりをします。年々、経営計画がより強く研鑽された内容に練り上げられていきます。

ガラス財務の社長は、経営計画はいらないと考えます。その結果、全ての経営判断が場当たり的です。気づいた時には、借入依存・資金不足・赤字体質の負のスパイラルに陥っています。

 

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。

あなたは今、社長としてどんな未来をつくりたいですか?

 

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

 

 

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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

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舘野 愛

この記事の監修・執筆者

舘野 愛(Tateno Ai)

ユメリアコンサルティング株式会社 代表取締役

同族会社専門 ダイヤモンド財務®コンサルタント

法政大学経営学部卒業後、中央青山PwCコンサルティング株式会社、税理士法人みらいコンサルティングを経て現職。財務顧問部の責任者として数多くの同族会社の支援(経営財務・事業承継・企業再生など)に従事。ある同族会社の倒産を目の当たりにした経験から、「財務は会社と社長一族の命運を左右する」と痛感し、日本初の同族会社専門コンサルティング会社を設立。

20年以上にわたり1,300人以上の同族社長を指導。売上や借金を増やさずに1年で手元資金を2倍にした事例や、実質無借金経営の実現、相続税の9割圧縮など、あらゆる角度からお金の悩みを解決する「ダイヤモンド財務®」プログラムを開発・指導している。2017年・2020年には「日本の専門コンサルタント年鑑」で厳選実力者として紹介される。

■ 保有資格

  • 税理士(東京税理士会・登録番号109556号)
  • AFP(認定番号51535999)
  • プロコーチ(GCS認定コーチ・認定番号1406SJ0951)

■ 著書・執筆実績

  • 『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ダイヤモンド財務戦略』(エベレスト出版)
  • 『同族会社のためのダイヤモンド財務3つのポイント』(日本コンサルティング推進機構)
  • 『企業再編・組織再編入門』(日本実業出版社・共著)

■ メディア掲載・出演実績

  • 日本経済新聞:書籍「ダイヤモンド財務戦略」掲載(2025年12月)
  • 日本歯科新聞(アポロニア21):特集インタビュー掲載(2025年9月)
  • 近代中小企業:3ヶ月連続連載「社長がお金の落とし穴にハマる理由」ほか(2019年)
  • その他:東京商工会議所(東商社長ネット)、海外投資新聞、FM-FUJIなど多数

■ 講演実績

  • 主催セミナー:「新春三大経営戦略」特別セミナー(2026年1月)
  • 商工会議所:岡山、千葉、宇都宮、新潟、富山黒部、群馬渋川、埼玉浦和など全国多数
  • その他:中小企業家同友会(町田、荒川)、民間企業など多数