【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 お金を残す経営財務

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会社を潰す元凶は、●●的判断

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第311話:会社を潰す元凶は、●●的判断

「舘野先生、ウチの会社の顧問税理士は、本当にダメで、ほとほと困っているんです!」先日、個別相談会にご参加くださったとある関西地方の2代目社長さんの一言です。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関なので、全国各地より同族会社の社長さんから会社経営にまつわるお金の悩みについてのご相談が寄せられます。

 

税理士は「税金」の専門家

ご本人いわく、「ウチの顧問税理士は税金の話しかしない!」「提案もピント外れなものばかり!」とのこと。かなりご立腹の様子で、見るからに、相当、ご不満が溜まっているようです。

もちろん、ごくまれに…ですが、残念ながら税理士先生側の力量不足、つまり、税理士としての職責が全うできていない…というケースもあります。ですが、多くの場合は、社長さん側の「認識の間違い」だったりするのです。

さすがに表面的なお話だけで判断してしまうことは、社長さんだけでなく税理士さんにとっても良い結論に辿り着けません。なので、もう少し詳しく、少しゆっくり、いくつか掘り下げて聞いてみたのです。

もちろん税理士さんとの向き合い方に関しては、セミナーのみならず日頃からお伝えしているところではありますが、多くの社長がいまだに「大きな勘違い」をしているのも事実です。

そのため、あえて申し上げます。税理士は、あくまでも「税金の専門家」です。

具体的には、会社の過去のお金の流れに沿って、会計処理をして、税金計算をする「税金の専門家」です。

その点をよくよく踏まえて、少し掘り下げてみるために、「これまでに税務の申告書で間違いがあったことはありますか?」と社長に伺うと「いいえ、それはありません。」とのこと。

「では、税務調査があった時に、税理士はちゃんと対応してくれましたか?」と社長に伺ってみると、「はい、まあ、特に問題になるようなことはありませんでした。」とのこと。

税務申告書にしょっちゅう間違いがあったり、税務調査で一目散に逃げてしまうような税理士であれば、さすがにそれは困った話です。社長さん側が「新しい税理士さんを探そう」と思っても、無理はありません。

ですが、この社長さんのケースだと税務に関する職責は全うしているようです。

そこで、もう少し掘り下げて「では、税理士さんとの契約書には、何て書いてあるかご存知ですか?」と社長に伺ってみると、「いや、ちょっと覚えてません。何でも相談にのってくれて当たり前じゃないんですか。」とのこと。

 

依存思考が経営悪化を招く

あなたは、ここまで聞いてみてどのように思われましたか?

税理士の仕事は、税理士法の第1条「税理士の使命」にもある通り「税理士は、税務に関する専門家」です。第2条「税理士の業務」にも「税務代理、税務書類の作成」と明記されています。

ところが、多くの社長は、税理士との「契約内容」を正しく理解しないまま、社長さんとしては、税理士に対して、過大な期待を抱いてしまうのです。

あたかも、税理士が万能であるかの如く「大きな勘違い」をしてしまうのです。

そうなると、どうなるでしょうか?

ひどい場合には、自社の「経営」についてアドバイスを求めたり、依存したりします。もちろん第三者の意見に耳を貸すこと自体は、悪いことではありません。「依存」とは、別問題です。

自社の経営判断を第三者に依存すれば、依存するほど、経営は悪化していきます。それは、当たり前といえば当たり前です。理由は簡単で、トップである社長自身が「考えなくなるから」です。

トップである社長自身が、自分のアタマで真剣に考えることなく、「税理士が言っているから…」とか「銀行が言っているから…」などと「重要な経営判断」を「第三者」に依存すれば、どうなることか…ということです。

先ほどの税理士はあくまでの「税金の専門家」という原点に立ち戻れば、ハッキリ申し上げて、税理士は、税理士としての職責は全うしています。問題なのは、社長の依存的な姿勢なのです。

ダイヤモンド財務の社長は、事業永続のキーポイントになる「お金」のことは、自らの意思で決定をします。経営判断の基軸を持ち、社長自らが自信と責任を持って決断します。

ガラス財務の社長は、とにかく第三者に依存します。「税理士に聞いてみないと…」「銀行に相談して…」「経理担当者に…」と逃げます。社長の意思決定が依存状態にある限り、会社に未来はありません。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。

もっといえば、会社の未来を創ることです。

あなたは、社長として、会社の未来をつくれていますか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

 

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日本で唯一の「同族会社専門」財務コンサルティング機関

社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

【フェイスブックページ】https://www.facebook.com/yumerea
   【セミナー案内】https://www.yumerea.co.jp/seminar_lp

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舘野 愛

この記事の監修・執筆者

舘野 愛(Tateno Ai)

ユメリアコンサルティング株式会社 代表取締役

同族会社専門 ダイヤモンド財務®コンサルタント

法政大学経営学部卒業後、中央青山PwCコンサルティング株式会社、税理士法人みらいコンサルティングを経て現職。財務顧問部の責任者として数多くの同族会社の支援(経営財務・事業承継・企業再生など)に従事。ある同族会社の倒産を目の当たりにした経験から、「財務は会社と社長一族の命運を左右する」と痛感し、日本初の同族会社専門コンサルティング会社を設立。

20年以上にわたり1,300人以上の同族社長を指導。売上や借金を増やさずに1年で手元資金を2倍にした事例や、実質無借金経営の実現、相続税の9割圧縮など、あらゆる角度からお金の悩みを解決する「ダイヤモンド財務®」プログラムを開発・指導している。2017年・2020年には「日本の専門コンサルタント年鑑」で厳選実力者として紹介される。

■ 保有資格

  • 税理士(東京税理士会・登録番号109556号)
  • AFP(認定番号51535999)
  • プロコーチ(GCS認定コーチ・認定番号1406SJ0951)

■ 著書・執筆実績

  • 『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ダイヤモンド財務戦略』(エベレスト出版)
  • 『同族会社のためのダイヤモンド財務3つのポイント』(日本コンサルティング推進機構)
  • 『企業再編・組織再編入門』(日本実業出版社・共著)

■ メディア掲載・出演実績

  • 日本経済新聞:書籍「ダイヤモンド財務戦略」掲載(2025年12月)
  • 日本歯科新聞(アポロニア21):特集インタビュー掲載(2025年9月)
  • 近代中小企業:3ヶ月連続連載「社長がお金の落とし穴にハマる理由」ほか(2019年)
  • その他:東京商工会議所(東商社長ネット)、海外投資新聞、FM-FUJIなど多数

■ 講演実績

  • 主催セミナー:「新春三大経営戦略」特別セミナー(2026年1月)
  • 商工会議所:岡山、千葉、宇都宮、新潟、富山黒部、群馬渋川、埼玉浦和など全国多数
  • その他:中小企業家同友会(町田、荒川)、民間企業など多数