【専門コラム】ダイヤモンド財務®の着眼点 銀行借入

あなたも「事業は順調なのに、お金が残らない…」「銀行借入が思うように減っていかない…」「経営判断に基軸がないから、迷ってしまう…」と悩んでいませんか?

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潰れない会社に共通する金融機関対応の基本

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第360話:潰れない会社に共通する金融機関対応の基本

「舘野先生、お陰様で最近は沢山の金融機関が融資させてくださいって訪れるようになりました。ただ、色々な提案を受けるたびに、気持ちが揺らいでしまって…。」とある北陸地方の2代目社長さんからのご相談です。

当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関(社長と会社にお金が残る仕組みづくり)なので、全国各地より、同族会社の社長さんから会社経営にまつわるお金の悩みのご相談が寄せられます。

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あらゆる経営判断の基軸になるのが財務

銀行から「融資させてください」とお願いされる立場になる。これは言うまでもなく、自社が金融機関から見て「魅力的な取引先」と評価されていることの表れですから、それ自体は、大変ありがたいことです。

しかしその一方で、お金が集まる場所には、様々な「提案」という名のセールスが次から次へとやってきます。そして、その「提案」の中身は玉石混合。しかも、その内容の良し悪しを瞬間的に判断するのが難しい。そのため、かえって気が抜けない状態という社長さんも多いです。

つまり、金融機関との付き合い方や、銀行借入の考え方については、社長自身に「基軸」となる考え方、ひとことでいうと「財務思考」がないと、その場その場で悩むことになってしまうのです。

そのため、その時々の気分や、周囲の人たちと意見に流されてしまったり、無意識のうちに自社の財務を悪化させてしまったりと、結果的に思わぬ方向に進んでしまうことがあるのです。

場当たり的な資金調達・銀行借入が経営悪化を招く

例えば、過去に資金調達で苦労したり、貸し渋りにあった…。そんな苦しい経験をしたことのある経営者ほど、「お金は必要なくても、借りれるだけ借りておいたほうがいい…」と言います。

逆に、過去に借入金の返済で苦しんだ経験がある経営者は、「借金は悪。どんなに資金不足で資金繰りが苦しくても、借金はしてはダメ。無借金経営が正しい…」と言います。

「借金すべき」というアドバイスも、「借金をしてはダメ」というアドバイスも、過去の自分と同じような苦しい経験をさせたくない…という老婆心からくるアドバイスです。

ですから、それ自体は決して悪いことではありません。ただし、ここで大切なことは、社長自身が財務の視点から銀行借入のことを考えられるか否かです。

例えば、資金を多めに手元においておけば、どんな不測の事態が起きようと資金繰りに困ることのない状態になります。

しかし、一方で余剰な資金を必要以上に持っていれば、バランスシート(BS・貸借対照表)が膨れ上がって、自己資本比率が悪化します。

逆に、無借金でも手元資金が不足していて、資金繰りのことがいつも心配な状態であれば、社長が安心して眠れる夜は訪れません。

目先の資金繰りが不安でたまらない状態の中で、会社の未来を切り拓く思い切った一手を打てるのか。目先の心配事がある限り、いつまでも同じ経営のステージから抜け出せません。

財務を知らない社長が金融機関対応で失敗する理由

大切なことなのであえて申し上げます。あらゆる経営判断は「財務」に根付いたものでなければ、絶対に上手くいかない、ということです。

銀行借入についても、まず自分の会社は一体いくらの現金預金(キャッシュ)があれば、資金不足に陥ることなく、安心して資金繰りの管理が出来るのか。

あるいは、いくらだと逆に余剰になるのか。その際は、どの金融機関から順番に繰上返済や借り換え含めた交渉をすべきなのか。そして、そのタイミングは、いつが良いのか。

社長は、あらゆる動きや経営判断について、財務の視点から考え、行動を起こすべきなのです。

ダイヤモンド財務の社長は、財務の視点からあらゆる経営判断を下します。金融機関対応も自社独自の財務戦略から逆算して考えますから、経営判断にブレがありません。

ガラス財務の社長は、経営判断の基軸がありません。その場その場の気分や周囲の意見で経営判断を下すため、経営判断が常にブレ続けます。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。

あなたは今、社長としてどんな未来をつくりたいですか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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社長と会社にお金が残る仕組みづくりの専門家

『ダイヤモンド財務®』のユメリアコンサルティング株式会社

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舘野 愛

この記事の監修・執筆者

舘野 愛(Tateno Ai)

ユメリアコンサルティング株式会社 代表取締役

同族会社専門 ダイヤモンド財務®コンサルタント

法政大学経営学部卒業後、中央青山PwCコンサルティング株式会社、税理士法人みらいコンサルティングを経て現職。財務顧問部の責任者として数多くの同族会社の支援(経営財務・事業承継・企業再生など)に従事。ある同族会社の倒産を目の当たりにした経験から、「財務は会社と社長一族の命運を左右する」と痛感し、日本初の同族会社専門コンサルティング会社を設立。

20年以上にわたり1,300人以上の同族社長を指導。売上や借金を増やさずに1年で手元資金を2倍にした事例や、実質無借金経営の実現、相続税の9割圧縮など、あらゆる角度からお金の悩みを解決する「ダイヤモンド財務®」プログラムを開発・指導している。2017年・2020年には「日本の専門コンサルタント年鑑」で厳選実力者として紹介される。

■ 保有資格

  • 税理士(東京税理士会・登録番号109556号)
  • AFP(認定番号51535999)
  • プロコーチ(GCS認定コーチ・認定番号1406SJ0951)

■ 著書・執筆実績

  • 『社長と会社にお金が残る仕組みの作り方 ダイヤモンド財務戦略』(エベレスト出版)
  • 『同族会社のためのダイヤモンド財務3つのポイント』(日本コンサルティング推進機構)
  • 『企業再編・組織再編入門』(日本実業出版社・共著)

■ メディア掲載・出演実績

  • 日本経済新聞:書籍「ダイヤモンド財務戦略」掲載(2025年12月)
  • 日本歯科新聞(アポロニア21):特集インタビュー掲載(2025年9月)
  • 近代中小企業:3ヶ月連続連載「社長がお金の落とし穴にハマる理由」ほか(2019年)
  • その他:東京商工会議所(東商社長ネット)、海外投資新聞、FM-FUJIなど多数

■ 講演実績

  • 主催セミナー:「新春三大経営戦略」特別セミナー(2026年1月)
  • 商工会議所:岡山、千葉、宇都宮、新潟、富山黒部、群馬渋川、埼玉浦和など全国多数
  • その他:中小企業家同友会(町田、荒川)、民間企業など多数